自律神経失調症のための精神安定剤

自律神経失調症には自律神経を乱している明確な原因があるため、根治のためには原因を何とかする必要があります。ですが、それはそれとして、社会生活を正常に継続するためや周囲との問題を起こさないようにするために症状そのものを速やかに抑えたいというニーズは患者さんから常に聞かれます。そのため、自律神経失調症の対症療法として抗不安薬や精神安定剤がよく処方されます。

 

特に自律神経失調症では情緒不安定が周りの人間との関係を悪化させてしまうことが多く、こうなると自律神経失調症自体が治ったとしても周りとの関係が改善せず孤立してしまうということになりかねません。

 

 

それを防ぐためのものが抗不安薬や精神安定剤で、感情の振れ幅・動き方を緩やかにし正常に近づけます。自律神経失調症に処方されるものは薬理作用が軽めのものであり、副作用が絶対に起こらないわけではありませんが危険性は低いものです。

 

自律神経失調症の情緒不安定は時に突発的な自殺衝動に発展することさえありますから、ベネフィット(利益)に比べてリスク(危険性)は十分に低いものとしてきちんと処方された薬を飲むようにしましょう。

 

抗不安薬・精神安定剤が有効なのは、感情の振れ幅が大きい状態や、常に不安感があって押しつぶされそうに感じる状態、いつでもイライラしちょっとしたことで怒ってしまう状態などです。一方で副作用としては眠気や倦怠感などがありますが、薬によって副作用のプロファイルが大きく異なりますので、副作用がある旨を伝えれば違う系統の薬に変えてもらうことができます。