自律神経失調症のめまい、耳鳴り

自律神経失調症の症状や、あるいは前駆症状として表れることがあるのがめまいや耳鳴りなどの三半規管障害です。三半規管の働きに異常が出るのは自律神経が乱れることにより、三半規管内のリンパ液の流れに異常が起こるからと考えられています。

 

三半規管とは耳の奥にある、まるで巻き貝か何かのような形をしている平衡感覚を司る器官です。どうやって平衡感覚を得ているかというと、三半規管内のリンパ液がどの部位を濡らしているか、三半規管内部に生えている感覚毛が感じ取ることで脳に今現在の体の向きや揺れなどの情報を伝えています。

 

しかし自律神経に異常が起こると、異常の種類によってはリンパ液の流れが阻害されてしまいます。そうすると三半規管が伝える情報と、視覚や触覚が得ている平衡感覚情報にずれが生じ、このずれによる混乱がめまいを招くのです。また三半規管は聴覚にも関わっているため、耳鳴りが起こることもあります。

 

自律神経失調症によるめまいや耳鳴りは基本的に一時的なものであり、また症状が重ければ薬によって症状を緩和することもできます。しかし耳鳴りの場合は十分に気をつけてください。

 

自律神経失調症の症状ならばいいですが、突発性の難聴の前駆症状として耳鳴りが出ている場合、おおよそ発生から2週間以内に薬による治療を受けないと治りが悪く、1ヶ月以上放置してしまうと症状はまず慢性化してしまうことがわかっています。耳鳴りが起こったとしてそれが自律神経失調症によるものかどうか、自分自身で判断など付きませんので、その都度病院で診てもらうのが安全です。